{$title}

コラム~長期休みの充実した過ごし方~

司法書士コラム20171228

コラム~長期休みの充実した過ごし方~

今年も残すところあとわずかとなりました。当事務所は12月30日から翌年1月3日までお休みです。5日間しかない短い休みです。短い休みでも、充実した過ごし方をされている人はよしとして、長い休みでも、毎年充実した過ごし方をされていない人に向けて、今日は、コラムを書いてみました。私の業務とは全く関係のない内容ですので、軽い気持ちで読んで頂ければと思います。

さて、そもそも充実するためには、何かやってみたいことがある、というタイプの人が多いと思います。このようなタイプの人で充実できていない原因があるとしたら、おそらく次の4つの要素が不足しているのではないかと思います。

1.お金 2.時間 3.健康 4.(信頼できる)人(仲間、家族)

たとえば、お金があっても時間がないという忙しい経営者、時間があってもお金がない学生、両方あっても病に悩まされるお年寄り、1.2.3.の全てあっても一緒にシェアできる仲間がいないという人見知りの投資家など、様々です。(これは私の偏見ではなく、あくまでも一例ですので、あしからず。)

さて、ここで重要なことは、上記の4つの要素は、もし足りなければ、自身の努力で少なからず手に入れることができますが、まずは何かやってみたいという「好奇心」が活動の源泉であるということです。つまり、この「好奇心」がなくなったとき、悲しいことに生きがいをなくし、人としての寿命を意識してしまうような場面も見受けられます。

私自身も、今でこそ好奇心は旺盛ですが、若い頃は好奇心というものが特になく、高校へも行かずプラプラと過ごしていた時期もありました。社会との関わりがなくなると、「生きていても仕方がない」と考えてしまうことさえあります。長期間の休みがあっても、全く楽しめていないという人やマイナス思考に陥る人は、同じ兆候にある可能性があります。

では、この好奇心を持つためにはどうすればよいか? これは一概には言えませんが、私の経験から申し上げると、進学や就職などで環境が変わり、これまで知らなかった人と出会うことで、友人ができるだけではなく、感性が磨かれ、新たな興味(好奇心)が生まれるということはあります。つまり、感性を豊にさせることではないかと思います。

更にもう一つ最近の例を挙げます。

私は、若い頃、芸術作品というものにはとても疎い人間でしたが、最近は、なぜか、絵画を見て何か感じるようになり、もっと色々な絵画を観てみたいと思うようになりました。
日本ではそれほど有名ではないのかも知れませんが、メキシコの女性画家で、フリーダ・カーロという人物がいます。(メキシコでは大変高名な画家さんですので、ファンの方々には失礼を言ってすみません)。

私の事務所の応接室にもありきたりの絵画が飾ってありますが、特にビビッとは感じません(これまた失礼?)。しかし、このフリーダ・カーロの描いた絵画は、好きかどうかは別として、何か感じるものがあるのです。それだけ絵に魂がこもっているのです。

そもそも、絵画は、画家の生立ちや境遇などの背景を知らないと理解や共感が難しく(幸いにして、現在はネットが普及しているため、その情報を得ることは難しくはありません)、また、観る人にも若干のインスピレーションが必要なのではないか思います。

ただ、フリーダ・カーロの絵は、自身が体験したリアルな痛みを通して、観た人に(他のシュールレアリズム作品と比較すれば)難しくなくインスピレーションを駆り立てます。

フリーダ・カーロが自身の痛み(ポリオ、交通事故、流産、夫の不倫)を抱え、寿命を意識しながらも、人生に失望せず絵を描き続けた姿にも共感を覚えます。

決して、観ることで、幸せを感じるという絵画ではありませんが、フリーダ・カーロの絵をきっかけに、これまでなかった感性が現れ、別の絵画も観てみたいという好奇心が膨らんだことは確かなことでした。つまり、

1.感性を豊にし、 2.好奇心を膨らませ、 3、充実した時間を過ごす

少し話が逸れてしまいましたが、休みを楽しむためには、冒頭の4つの要素を少しずつ満たし、やりたいことをやる。もし、やりたいことがなければ、やりたいことを見つけるために、好奇心を持つ、そのためには感性を豊にする・・・

では、感性を豊にするにはどうすればよいか? これも一概には言えません。決して、高名な画家の絵画を観る必要はないと思うのですが、手っ取り早い方法は、社会人ですと容易に転職などで環境は変えられませんので、少し変わった人と会ってみるのも1つだと思います。少し変わった人と会い、そして、その人を受け容れることで、自分自身に新しい感性をもたらし、単調な生活を充実させてくれるのではないかと思います。

我々が、長期の休みを手に入れたとき、どこか旅行に出かけたいというのも、単に温泉に入って疲れを取りたいとか、ディズニーランドに行って思い出を作りたい、というだけではなく、潜在的に欲している別の感性が得られることに起因するのではないでしょうか?

段々理屈っぽくなってきました。もう何を書いているか自分でもわかりませんので、これで終わりたいと思います。最後に、本年もありがとうございました。充実したよい年末年始をお過ごしください。

フリーダ・カーロ(1907年7月6日-1954年7月13日)
メキシコの現代絵画を代表する画家。享年47歳。子供の頃に発症したポリオやバス事故の後遺症などに悩まされながらも、絵(主に自画像)を描き続け、最期は赤々としたスイカの絵(VIVA LA VIDA(人生万歳))を描き、豊な感性を持ち続けながらその人生を終えられました。
トップへ戻る